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ハム エッセイ

人間のエゴ

1998.5.2

飼っている動物を愛情を持って大切に育てる。これは絶対的に正しい事だ。だがちょっと待て、動物を飼うこと自体は絶対的に正しい事なのだろうか? 人間は何故動物を飼うのだろう? それは人間がその動物を欲しているからだ。動物の側が人間に飼われる事を必要としている例は少ない。つまり、動物を飼うと言う行為は、ごく小数の例外を除いて一方的に人間の意志に因るものだ。
さて、文句無しにハムはかわいい。まぁ、中にはげっ歯類(ねずみ・リスなど)は苦手だと言う人も居るでしょうが、大抵の人にとってはあのかわいさはたまらん。となるとそれを飼いたくなるのが人間ってもの。ハムのしぐさを見て、またハムと戯れる事によって人間は心に安らぎを憶え、自分はハムを大切に育ているんだと言う使命感にも似た満足感を得る。

もしこれが(服や美術品など)無機的なものだったら事はそんなに複雑ではないかもしれないけど、問題はハムは生き物だと言う事だ。本来、その小さい体で大自然と闘いながら生きていくはずのハムが、人間に捕まり、小さい入れ物に入れられ、人間が選んだ食べ物を与えられ、弄ばれ、そして死んでいく。ハムにとっては甚だ不条理でいい迷惑な話だ。

じゃぁどうすれば良いのか?
ふぅ、だめだ。このテーマは僕には重過ぎる。考えれば考えるほど無限ループに陥ってしまいそうだ。念のために言っておくが、僕は動物愛護団体の回し者ではない。動物愛護団体の意見には、人間が地球上で一番えらいと勘違いしてるんじゃないかと思うような内容が見て取れる場合が多いから好きじゃない。神様じゃあるまいし。まぁ全部がそうと言う訳ではないけどね。おっと、話が外れてしまった。

動物を飼うこと自体、人間のエゴイズムだって事は百も承知だけど、でもやっぱり飼いたいんですよね。犬とも猫とも友達になりたいと思う。勿論ハムスターだってそのつもりで飼ってる。でもそれは僕の勝手な認識であり、現実的には自分は彼らのご主人様以外の何者でもないんだよなー。

ひゃ~、だんだん収集がつかなくなってきたぞ。
結局、人間は身勝手なんですよね。こればっかりはどうしようもない。だったら、どうしようもないならどうしようもないなりに一生懸命大事に飼ってあげれば良いんじゃないかなぁと思う今日このごろ。例えそれが人間のエゴでもね。

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