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ハム エッセイ

なぜ僕がハムスターと暮らすようになったのか、そしてハムスターの実態とは・・・
などなど、勝手気ままに書き綴るこのコーナー。
今ハムを飼ってる人も、これから飼おうとしてる人も、そして、そんなもん飼いたくもないねと言う人も、まぁとりあえず読んでやってください。

一応、連載形式で話は進みますが、アップデートは不定期です(^^;
感想なんぞ頂けるとうれしいですねー。

ボクがチョビをさらった理由

1998.4.10

 僕が動物が好きになったのはいつからだろう?
昔は、親に「いろいろ大変だから飼っちゃだめ」と言われ続けたせいか、犬や猫を見てもかわいいとは思うものの、飼いたいとは思わなかったんだよなー。

 ハムスターはと言えば、僕が小学生の頃にゴールデンハムスターが大ブレイクしたけど、当時友達が飼っていたハムスターを見せてもらっても、かわいいなんて思わなかった(今思えば、きっと余りに汚かったせいだ)。
そう言えば学生時代に、実験で余ったニワトリの卵をふ化させて家で飼っていたこともあったが、1ヶ月もしないうちに散歩中をネコに襲われてお亡くなりになってしまった気がする。

 そして僕は一人暮らしを始め、ペットとはますます無縁の生活を送ってきた。一人暮らしって最初は楽しいんだけど、慣れてくると結構つまんないんだよね。自分のことだけやってりゃ良いんだから。しかも、仕事で木更津に来ちゃったもんだから友達も遠いし・・・。

そんなある6月の土曜日、ある意味人生の転機とも呼べる出来事(大袈裟だって)が起こった。何気なく見ていたTV番組(メレンゲの気持ち)で、室内で飼える小動物の人気ランキングをやっていたんだけど、そこで見たハムスターは僕の記憶の物とは全然違って、ちっこくて耳がぴんっとしてて目がクリっとしてておまけに回し車なんか回してて・・・・・・
「かわいいじゃねーか、これ!?」
と思わず番組に見入ってしまった。 それによると、どうも今、日本全国でハムスターが流行ってるらしく、特に一人暮らしの寂しさを紛らすために飼う人が増えてるらしい。で、ハムスターは大まかに分けて3種類が売られているらしく、その中でも最近人気なのが、小型で比較的人間になつき易い「ジャンガリアン」と言う種類のハムスターらしい。そう、僕の目を奪ったやつだ。ジャンガリアンにも種類があって、一番人気はブルーサファイアと言うちょっと青みがかった毛のやつらしい。そしてメレンゲ~が終わった頃には僕はすでに入手計画を立てていた(^^;

それからは早かった・・・。
次の日はある国家試験の受験のためお茶の水に行ってたんだけど、昼休みになるととりあえず吉牛を5分で食って三省堂に走り、生まれてはじめてペット本のコーナーに行ってみた訳だ。すると・・・、いっぱいあるじゃありませんか、ハムスターの本が!でも、古いやつにはジャンガリアンという名前は出てこない。とりあえず最新っぽいし、写真もそれなりにあるし、情報も豊富そうだと言うことで、「ハムスターの気持ちが100%わかる本」と言うのを買って試験が始まるまでの30分でナナメ読みしてみた。

「なるほど、これはますます欲しくなったな。」

もはや衝動買い大魔王の血は押さえることが出来なかった。
そして試験が終わった。さて、と言うことでとりあえずショップを見てみようと思ったんだけど、都内のどこにショップがあるのか分からん・・・。
ちょっとハンズに用事があったのでまずは渋谷に行く事にしたんだけど、なんとハンズにペットコーナーがあってハムグッズも一通りそろってる。もしやと思って周りを探すと・・・居るじゃありませんか、ジャンガリアンが!
が、値段を見てびっくり! ¥5,000 !!!!!!!!
じょーだんじゃないよ~~~。そんなにするのかぁ。しかも1匹しか居ないよ。本にはハム選びのコツがいくつか書いてあったんだけど、1匹じゃ選びようがないじゃん。しかも、この大きさから言ってきっとこれは大人だな。

てな事をいろいろ考えてたら急に冷めてきて、どうせ今日買っても持ってかえるの大変だし、その日は市場調査に専念しようと決めた。でも、結局その他で売ってる店は見つからなかった。

次の日、仕事中に待ち時間が出来たので何気なくgooでハムスターのページを検索してみたら、ハムスターを売ってるお店情報を載せてるページが引っかかってきた。早速覗いてみたら、なんとお隣りの君津の「ジョイフル本田」と言うホームセンターで売ってるらしいという悪魔の掲示板があるじゃないか!。

そして衝動買いの血がまたもや一気に騒ぎだし、定時に仕事を切り上げた僕はジョイフル本田へと車を走らせた。

そこにはハムスターがたくさん居た!お目当てのブルーサファイアは居なかったけど、普通のジャンガリアンの子供たちが元気に暴れまわってて、もはや目が釘付け状態になっていた。値段も¥1200とお手ごろだ。だけど不思議な事に、ここで初めて迷いというかためらいが出てきたんだよね。
「お前、ほんとに飼うつもりなのか」
「ちゃんと責任持って世話できるのか?」
「ただの衝動買いじゃないのか?」
どうやらもう一人の自分が目を覚まさせようとしているらしい。葛藤は1時間にも及んだ・・・・。

そして店を出た後、昨日磨いたばっかりの車のガラスには、ハムスターグッズとハムスター1匹が入った箱を抱えて御満悦の自分が映っていたのであった(笑)。

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