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ニワトリの卵のふ化

〜 ぴぃの誕生記録 〜


hamfaceがまだ大学1年生だった頃・・・、学生実験でニワトリの卵の解剖をやりました
ニワトリの卵は受精から21日でふ化します。その実験では、日数が経過するごとに
卵の中がどういう風に変化するのか(卵割・分化・胚形成・・・)を調べた訳です。
で、受精2日目の卵が余ってたので、こっそり持ってかえって育てる事にしたんです。

そこは冬の北海道。全寮制(温泉付き!)だったのですが、都合の良い事に寮の中では1日中暖房が
効いています。そこで、プレゼントなどのパッキング材で使った巣を暖房の上に置き、
温度が一定(37.2℃)になるようにして、あとはふ化を待つばかり・・・。

とりあえず初日。あまり回転させちゃいけないという事で、
上がわかるように字を書いてみた。

15日を過ぎる頃には、光を当てて透かしてみると、
中で動くようになった。
そして、あと2日ともなると、時折中で「ピー」と鳴くようになった

21日目の早朝5時、予定通りふ化が始まった。
まずは天頂方向に一撃っ! ってのは冗談。
コツッ、コツッ、と言う音が5分くらい続いて、やっと
最初の穴が開いたのだ。
画面の下方向に向かって穴は開け続けられる。
この状態になるまで20分かかっている。
これはサイドショット
これも角度を変えて撮ってみた
中がやや見えるようになる。
ひよこは空をいきなりバリッと割って出てくると
思っていたのだが、実はゆっくり回転しながら
一周を徐々に割っていく事が判明した。
写真では見えないが、今は下の方を割っている。
既に1時間経過。
2時間経過してやっと一周を割りおわった。
疲れたのか、10分ほど休憩。
ちょっと殻が広がった。またもや休憩5分。
もうちょい。休憩2分。
弱々しく鳴くもんだから、死んじゃうかと思った。
ついに頭が出たっ!
2時間半近くも良くがんばった!!
しっかし、ぐしょぐしょにぬれてちょっと気持ち悪い。
すぐに元気いっぱいだ。巣から落ちないように見張る
のが大変。
文字どおり抜け殻・・・。全部割り切ったと思っていたが、
下だけはくっついたままだ。なんでだろ?
その日の10時頃撮影。
すっかり乾いてヒヨコらしくなった。名前は「ぴぃ」
に決定。ところで皆さんはインプリンティングをご存知
でしょうか?
ヒヨコは生後15時間以内に見た動く物で一番インパクトが
あった物を親だと思い込みます。これがインプリンティング
(刷り込み)。
つまり、これから半日かけてこの子に僕が親だと教えなければ
ならない訳だ。
この時点でこの日の授業は全てキャンセル (^^;;
だって、この先俺が餌をやらなきゃ誰がやる!?(いいわけ)
と言う訳で、インプリンティングは終了した。
彼(彼女?)はなんと、人間の手を親だと思うようになって
しまった(笑)。
この写真では、友人のジャー時の上に乗っかっている。
寝る時ももちろん(手と)一緒。甘えん坊なのだ。
ちょっと親の姿が見えないと、すぐにぴーぴー泣き出す。
そんな風にされちゃうと、ついつい甘やかしてしまうのだ
ふわふわで気持ち良いぞ。
手の上でも寝ちゃうよ。
実験だって連れてかないと大変。
しょうがないのでビーカーの中でおとなしくしてもらってる
とりあえず、アミノ酸のTLC(薄層クロマトグラフィー)
分析結果と一緒に撮影。
ぴぃはよくこけてました。これはその貴重な瞬間。
ほんとに人の後ろをよちよち着いていく可愛いやつだった


この後2週間ほどぴぃは順調に育つ。
しかし、無知なhamfaceは、「たまには風呂に入れて上げなきゃ」と考え、
入浴させてしまい、それが元で風邪を引いてしまい3日後にあっけなく
お亡くなりになられました。
ごめんね・・・・。

2年後、再び卵をかえして2代目ぴぃと名づけ、若鶏一歩手前まで約3ヶ月育てるが、
家の庭を散歩中に死角から忍び寄ってきた野良猫が一気に襲い掛かり、
林の中に連れ去られてしまった・・・
めちゃくちゃ懐いてたのになぁ。


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