1週間前の5月21日に、近所の娘の友人宅で1匹の子猫が保護された。このあたりで最近よく見かける子猫のようで、普段はすばしっこくて人間を見るとサッと逃げてしまうのに、この日は家の軒下で動けなくなっていたらしく、簡単に捕獲できたらしい。ちょっと弱っている感じだけど、この日は一応餌は食べる事ができた。
子供達はすっかりこの子猫が気に入ってしまい、飼いたい飼いたいと親にアピール。でも、どの家の親ももちろんNG。確かに可愛いけど、野良猫なので汚いし、色々病気を持っているかも知れない。ちょっと家には入れたくない、、、そんな風に僕も思っていた。ので、子供達には、「お母さん猫が探しているかも知れないから、とりあえず今夜は箱に入れて母猫が見つけやすいように近くの公園に置いておこう」と言って、半ば強引に納得させた。(今思うと、これは大きな間違いだった)
それでも、保健所の人に見つかったら連れて行かれるかも知れない、、、と心配した子供達は、箱に「このねこをころさないでください」などと書いて、子猫が保健所行きにならないように一生懸命になっていた。

次の日の朝、子猫は箱の直ぐ近くでぐったりしていた。目ヤニが凄い。もはや水を飲む元気も無い。これはマズイ、と近所の猫好きの家に相談しにいくと、直ぐに病院に電話して連れていくことに。診察の結果、酷い風邪を引いている事が判明。注射を打ってもらい、薬を処方してもらったけど、先生からは、この子猫はもしかするともう助からないかも知れないと言われ、とにかくしっかり温めるように言われた。
ちなみにこの子は推定2~3ヶ月未満。性別はメスということが判明。
体重は500g未満。この月齢だと1kgくらいあってもおかしく無いとの事で、相当成長が遅れているっぽい。
もしかすると、病気か何かが理由で母親から育児放棄されたのかも知れない。
病院から戻ると、とりあえず子猫を最初に捕獲した家で子猫を看病しがてら今後どうするかを考えることになった。
そしてここから先は本当に奇跡としか言いようがない。
病院から戻って数時間後、気温が一気に下がり、突然の大雨が。その後しばらくして、動けないほど弱っていたはずの子猫がいつの間にかダンボールから脱走している事が判明した。あんなに弱ってたのに脱走?!この大雨の中、一体どこへ?!探しに出ようか?でもこの大雨じゃ探しようもない。上手く雨宿りできていればいいけど、そうでなければ確実に死んでしまう。やっぱり探しに出よう!
カミさんとそう話していたちょうどその時、微かに猫の鳴き声が聞こえた気がした。
「いや、あそこの家からうちまではだいぶ離れているし、気のせいだろう。でもまさかね。」
そう思って耳をよーく澄ますと、やっぱり聞こえる。いや、これは絶対に気のせいじゃない!と確信した僕は、玄関を出て傘をさしながらうちの周りをぐるっと一巡りした。でも猫の姿は見つからない。
「にゃー」
いや、やっぱり近くにいる!
もしかして、、、と、駐車してある車の下を覗き込むと、、、居たっ!!
しかもずぶ濡れ。
まさか雨の中ここまで歩いてきたのか?
なぜ我が家に?!
なんてことを考えつつ、とにかく助けなきゃってことで、そーっと手を伸ばして難なく捕獲。
ものすごく冷たくなってる。もう動く元気も無い。
かろうじて小さな声で「にゃー」と鳴くのが精一杯。
これはヤバイ。
という訳で、着ていた上着で急いで子猫をくるみ、家に入ってカミさんにタオルとドライヤーを持ってきてもらって、とにかく全身をよーく乾かしつつ体を温め、完全に乾いてからバスタオルでくるんで暖を取った。子猫はかろうじて生きていた。
が、最悪なことに、子猫には数千個~数万個のハエの卵が全身の毛に産み付けられていた。多分昨日の夜、動けなくなってからハエにたかられたに違いない。ハエの卵からウジ虫がかえるのは2~3日。とすると一刻の猶予もない。ので、濡れた毛を乾かしてから、ちょうど昼にペットショップで調達したノミ取り用のクシで一つ一つ手作業で毛にこびりついた卵をすき取った。全部取り切るのに恐らく1時間くらいかかった気がする。あの時はとにかく必死だったので、ハエの卵を汚いとか考える余裕も無かった。
そしてぐったりした子猫に糖液と薬を飲ませてから、ホッカイロとタオル、仮設トイレを設置したダンボールに入れてしばらく様子を見ることに。

そして数時間後、子猫が少し動ける様になったので、餌を与えてみると、、、食べたっ!!

結構ガツガツ食べてる!
もしかすると助かるかも知れない。。。ちょっと希望が湧いてきた。
そして、あまり動かすのも良くなさそうなので、まずはその日はうちで子猫を預かることにした。
* * *
そして約1週間後の今日、ニャンコはすっかり元気になった。

ビビり屋なので、ご飯の時以外はキャリーケージの奥に隠れて出てこないけど、このとおり。あんなにガリガリだったのが、ちょっとふっくらしてきて、毛並みも良くなってきた。もう大丈夫だ!
そして、色々あって、結局里親が見つかるまでうちで面倒を見ることになった。
何となく運命的だし、このままうちで飼うか?!、と思うんだけど、実はカミさんが猫アレルギー疑いで、子供達も検査してみないと分からない。ってなわけで、まずはしばらく様子見です。
それにしても、猫を飼うことは全く想定していなかったので、予備知識ゼロ。もう分からない事だらけです。
懐いて欲しいのに、一向に警戒を解く気配なし(^^;;
ので、最近はネットで猫飼育を調べまくりです。
あと、猫の飼育本を3冊購入しました。
頑張ります(^^
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